内祝は、身内での結婚や出産などの喜ばしい出来事があった際、喜びの気持ちをお餅やお赤飯などのお祝いの品に変えて、日ごろお世話になっている人達に配って分け与え、ともにお祝いすることです。

つまり人生での節目といわれる入学、就職、結婚、出産などの喜ばしいこと、おめでたい事が我が家(内)にあったので、一緒にお祝いしましょうという印なのです。私の田舎の方では、生まれた子供が1歳の誕生を迎えるときに、一升餅といわれるお餅をついて、ご近所や親しい方を招き、お膳を取り一緒にお祝いをします。そして、一升餅を風呂敷にくるみ、1歳になる子供に背負わせて、子供の健康と幸せを願うのです。重いお餅を背負わされて泣く子もいるし、ケロッとしている子供もいますが、この日の主役である子供がこの世に生をうけ、無事に1歳を迎えることが出来たという喜びを皆でお祝いするのです。

そしてお開きの時には子供の名前が入ったのしをつけ、一緒に祝ってくださった方に内祝という形でお餅を差し上げるのです。このように以前はお祝いを頂くとか頂かないに限らず、親しくしている方やお世話になっているご近所などにお配りするのが当たり前のようでした。しかし時代が移り変わっていくうちに現在としては、お祝いを頂いた方へのお返しとして差し上げるのが一般的な内祝といわれるものになり、お祝い返しとも言われています。

慣習としては、頂いたお祝いに相当する三分の一から半分にあたる価値のものを送り返す、半返しがよく知られているところです。なお最近の傾向としては、送る相手の個性、好みに合わせて、相手が喜ぶと思われる商品を選ぶことが多くなっているようです。相手の好みについてよく分からないケースでは、石鹸や食器、タオルなどの日用必需品のような、誰にでもよく使ってもらえるものを選ぶのもよいかもしれません。

何人かのグループとしてお祝いを頂いた場合は、それぞれに分けやすいものを選ぶとよいでしょうし、カタログなどお送りして、相手に好みのものを選んでいただくというお返しも人気です。ここでは、現在の家族での慶事に際しお渡しする内祝についてのマナーしきたりについてなどの基本的な知識をまとめてみました。

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